![]() |
これまで私が利用していたクレジットカードは学生時代に申込した郵貯セゾンカード。これ1枚で郵貯キャッシュカードにもVISAのクレジットカードにもなるから、確かに便利ではあった。しかしセゾンカードは1,000円のクレジットカード利用で1ポイントだから、100万円使ってようやく5,000円還元されるわけだ。ポイント還元率0.5%は年会費無料のクレジットカードとしては標準的かもしれないが、どうせクレジットカードを使うならポイント還元率が高いほうが良いに決まっている。
郵貯セゾンカードは年会費無料のクレジットカードでポイントの有効期限も無い。クレジットカードの利用頻度が少ないならば、たとえポイント還元率が低くても年会費無料でポイント無期限のメリットは大きいだろう。しかしクレジットカードの利用頻度が増えた現在では、いくらクレジットカードを使ってもなかなかポイントが加算されないのがもどかしく思える。そういうわけで、ワーキングホリデーに出発する前にクレジットカードを比較して、もっとポイント還元率の高いクレジットカードに新規申込することにした。
クレジットカードを新規申込するうえで重視した比較ポイントは、
1.クレジットカードのポイント還元率が高いこと
2.クレジットカードの年会費が永年無料であること
3.クレジットカードに海外旅行傷害保険が付帯すること
などがあげられる。もっとポイントを貯めたいという理由でクレジットカードを比較するため、クレジットカードのポイント還元率の高さは比較の絶対条件だ。しかしクレジットカードで毎月何十万円も買い物をするわけではないので、どんなにポイント還元率が高くても年会費が無料でなくてはあまり意味が無い。そこで、クレジットカードの年会費が永久無料であることも重要な比較ポイントとなってくる。また、絶対条件ではないが、クレジットカードにも海外旅行傷害保険が付帯していれば海外旅行時の安心感も高くなる。
■ オリコカード UPty
とりあえず結論から言うと、現時点で最もポイント還元率が高い年会費無料のクレジットカードはオリコカードのアプティ(UPty)だろうと思う。年会費無料のクレジットカードは利用額1,000円につき1ポイント貯まるものが多い。ところがオリコカード UPtyならクレジットカード利用額1,000円につきもう1ポイント加算され、合計2ポイントとなる。しかも1回のクレジットカード利用額が1,000円以上の場合には、1件あたり1ポイントの利用件数ポイントまで加算される。
オリコカード UPtyには、前年度のクレジットカード利用合計額に応じてさらにポイント還元率が高くなるサービスもある。また、公共料金の支払いなどにクレジットカードを利用しても、その都度ポイントが加算されるらしい。実際にオリコカード UPtyを使ってみた感じとしては、クレジットカードを使うたびにいろいろと細かくポイントが加算されるので、従来のクレジットカードと比較すると少なくとも2倍〜3倍以上の早さで確実にポイントが貯まっていく。
UPtyカードはお得な新規入会キャンペーンも盛り沢山だ。まずクレジットカード新規申込で2,000円分の商品券がもらえる。そして最初の5ヶ月に限り、クレジットカード利用額1,000円につき、通常のクレジットカード利用ポイントに加えてさらに10倍のポイントが加算される。つまり1,000円使えば最低でも約12〜13ポイント貯まる計算になる。おかげでクレジットカードで10万円も使わないうちに、あっさり1,000ポイント(5,000円相当)以上のポイントが貯まってしまった。
ちなみにオリコカード UPtyのクレジットカード利用ポイントはスマイルという単位で表されるが、UPtyスマイルは1スマイルあたり5ポイント換算で楽天ポイントに移行することもできる。楽天ポイントに移行してしまえばポイントの有効期限も関係ないし楽天市場のショッピングでも普通に使えるので、楽天市場の利用頻度が高い私にとっては非常にありがたいクレジットカードとなっている。
■ UPtyのポイント還元率が高い理由
オリコカード UPtyのポイント還元率が高い理由は、UPtyカードがリボ払い専用のクレジットカードだから。リボ払い専用クレジットカードの場合、あらかじめ設定した月々の支払額を超えた分は翌月以降の支払いに繰り越される。繰越分には約13%の金利が付くのでリボ払いは一括払いと比較して総支払額が高くなるが、その分ポイント還元率も高いというわけだ。しかし、リボ払い専用クレジットカードでも金利を支払わずに済む方法がある。毎月の支払額の上限を、クレジットカード利用限度枠の上限いっぱいに設定してしまうのだ。
クレジットカードの利用限度枠が30万円としたら、通常のリボ払いなら毎月の支払額を5万円とかに設定するところを30万円に設定してしまう。すると名目はリボ払いでも、実際には一括払いと同じ状態になる。オリコカード UPtyは最初の支払い分に金利はつかないので、支払額は普通のクレジットカード一括払いと変わらない。それなのにクレジットカード利用ポイントは普通のクレジットカードの2倍以上で、他のクレジットカード同様に1ポイントは5円相当として換算される。年会費無料で国内・海外旅行傷害保険も付帯するオリコカード UPtyは間違いなくお得なクレジットカードだ。
■ 楽天カード
オリコカード UPty以外のクレジットカードでは、楽天カードも比較的ポイント還元率が高い。楽天カードは100円のクレジットカード利用で1ポイントが加算されるため、少額の買い物でもポイントが貯まる。ただし楽天カードは他のクレジットカードと異なり、クレジットカード利用ポイントが楽天ポイントとして加算される。楽天市場を利用しない人にはメリットが少ないかもしれないが、楽天カードには海外旅行損害保険も付帯するのでサブのクレジットカードとして持っておいても損はない。ただ、クレジットカード自体の見た目が安っぽく、しかも裏側が真っ赤なのは個人的に少々気に入らない。とはいえクレジットカードとしての機能には全く問題ないので、楽天カードもかなりお勧めできるクレジットカードであると言える。
■ シティバンク クリアカード
海外に行く機会が多いなら、シティバンク発行のシティ・クリアカードを利用するという手もある。シティ・クリアカードはクレジットカードとしてのポイント還元率は決して高くないが、他のクレジットカードのようにポイントを商品と交換するのではなく、クレジットカード利用の請求金額と差し引きして精算する形でキャッシュバックされるのが特徴だ。シティ・クリアカードはクレジットカードの年会費も永久無料だし、国内・海外旅行傷害保険も付帯するので、楽天カード同様にサブのクレジットカードとして活用すると良いと思う。
■ ANAカード
マイルが貯まりやすいクレジットカードで選ぶならANAカードが良さそうだ。ANAカードは年会費とマイル交換手数料がかかるので飛行機の利用頻度が少ない人にはお勧めできないが、ANAカードは他の航空会社提携クレジットカードと比較すると2倍の早さでマイルが貯まる。年会費が安い航空会社提携クレジットカードは200円で1マイルというのが一般的だが、ANAカードなら100円で1マイル。クレジットカードを使うたびにマイルがどんどん貯まり、Edy利用時にも同様にマイルが貯まるので、スターアライアンス加盟の航空会社を利用するならANAカードが比較的お勧めだ。
■ お得なクレジットカードの比較結果
かなり解説が長くなってしまったが、いろいろなクレジットカードを比較した結果、現時点ではオリコカード UPtyが最もお得なクレジットカードとして自信を持ってお勧めできる。ただし前にも説明したように、リボ払いの支払い額の上限をMAXに設定しておくこと。これさえ忘れなければ、オリコカード UPtyをメインのクレジットカードとして利用するメリットは非常に大きい。そしてサブのクレジットカードとしては、楽天カードの利用価値が比較的高いと言える。いずれのクレジットカードも年会費は永久無料で海外旅行傷害保険も付帯している。
オリコカード UPty新規申込時の注意点としては、オリコカード担当者から確認の電話がかかってくるということ。仕事をしている人は職場に在籍確認の連絡が、主婦なら自宅に本人確認の連絡がくる。フリーターでもクレジットカードを発行してもらえたので、審査自体はさほど厳しくないようだ。オリコカードの担当者ときちんと話ができれば特に問題はないだろう。楽天カードの場合は確認の電話もなく、申込をしたら数日後にクレジットカード発行準備が整った旨のメールが届いた。
いずれのクレジットカードの場合でも、新規申込から1〜2週間程度あれば手元にクレジットカードが届けられるはずだ。ワーキングホリデーや海外留学のためにクレジットカードを作るなら、できるだけ早めに申込の手続きをとっておいた方が良いだろう。
別サイト「ワーキングホリデー in オーストラリア」ではオーストラリアでのワーキングホリデーに関するいろいろな情報を掲載中。こちらもどうぞ。
オリコカード UPty|楽天カード|シティバンク クリアカード|ANAカード