生活習慣病とは、糖尿病、高脂血症、高血圧はもちろん、脳卒中、肝臓病、一部のガンなど様々な症状や疾患の総称で、最近話題のメタボリックシンドロームといった肥満も生活習慣病に含まれる。
生活習慣病は、食生活、運動不足、ストレス、飲酒、喫煙など日常の生活習慣の積み重ねで引き起こされるので、気が付いたら生活習慣病にかかっていたというケースがほとんど。治療にも時間がかかるため、糖尿病や高血圧にかかる国民医療費だけで年間3兆円にもなるという。
生活習慣病を予防するためには普段の食事内容が非常に大切となる。あらゆる生活習慣病に共通して言えることは、塩分や砂糖は控えめにして、肉よりも魚の摂取を増やすということ。国内外の調査結果を見ても、魚の摂取量の多い人は心臓病などの生活習慣病にかかりにくいことが明らかにされている。
魚に含まれる有効成分は、DHAやEPAなどオメガ3系脂肪酸で構成されるフィッシュオイル(魚油)、アミノ酸の一種であるタウリン、鮭などの赤い色素であるアスタキサンチンなどがあり、中でもフィッシュオイルは生活習慣病を予防するためのカギとなる。
高脂血症とは血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎる病気だが、自覚症状がないため高脂血症であることに気付かないケースが多い。しかし高脂血症を放置するとやがて動脈硬化になり、心筋梗塞や脳梗塞の主な原因となってしまう。
高脂血症を予防するためには、中性脂肪値を下げるフィッシュオイルが効果的だとされている。1日あたり800〜1000ミリグラムのフィッシュオイルを摂取し続けると、およそ20%程度の中性脂肪の減少が見込まれる。
高血圧とは血管にかかる圧力が強すぎる状態で、こちらも高脂血症と同様に自覚症状がほとんどない。高血圧という言葉は一般に知られているので仮に高血圧であってもあまり危機感がないのだが、長年かけて密かに血管を弱らせていく怖い病気で、高血圧をサイレント・キラーと呼ぶ人もいるほどだ。高血圧を放置すると動脈硬化になり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などにつながる。
高血圧予防の基本は、まず塩分を制限すること。生野菜や果物に含まれるカリウムは体内の余分な塩分を排泄してくれるので、カリウムを十分に摂ると血圧が5ミリHg程度は下がる。そして魚に含まれるフィッシュオイルは血液をさらさらにするので血管への負担を減らすことができ、タウリンには血圧そのものを下げる降圧効果がある。
魚と野菜を中心とした日本の伝統食から塩分を減らした食事こそが、生活習慣病を予防するのに最適な食生活だ。アメリカ循環器学会は、心臓病のある人にフィッシュオイルを1日1000ミリグラム以上摂取することを推奨している。心臓病予備軍の高脂血症や高血圧症の人も、同程度のフィッシュオイルを摂取することが望ましいと言えるだろう。
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posted by Gotz at 17:16
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