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主食の穀類をしっかり食べて、野菜、茸、芋類、海藻類の副菜もたっぷりと。肉や魚の主菜はほどほどにして、乳製品や果物も忘れずに。これが食事バランスガイドの要旨だ。こんなポスターを見て米や野菜の消費が増えるとも思えないが、バランスの良い食事が大切なのは間違いない。ある程度の目安を視覚的に示すことで、食生活の改善を国民に意識させようという試みなのだろう。
だが、それにしては表現がわかりにくい。たとえば副菜のグループは1日分の目安を5〜6つ(SV) と示している。SVとは食事の提供量を表す単位で、読み方はサービング。しかし、それがどれくらいの分量なのかはイマイチわかりづらい。食事バランスガイドは全体のバランスを示したものだから別に問題ないとはいえ、どうも中途半端な印象を受ける。こんなポスターひとつ作るにも、かなりの税金を注ぎ込んでいるのだろうな。
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