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少しうたた寝をしたら頭がスッキリしたという経験は誰しもあると思う。このようにプチ昼寝には、頭を冴えさせたり疲れを取ったりというリフレッシュ効果があるわけだ。また、最近の研究によれば、昼食後から15時までの時間帯における30分未満の昼寝は夜の睡眠に影響しないだけでなく、日中の眠気を解消し、その後の時間をスッキリと過ごすのに役立つことが明らかにされている。
プチ昼寝の研究は、文部科学省の「快適な睡眠の確保に関する総合研究班」が「正しい昼寝の方法」としてまとめている。研究班は、学生10人に昼寝後15分で起きてもらい、コーヒーの摂取や洗顔など目覚めに良いとされる行為を試させ、脳波を測定して眠気の残り具合を調査した。その結果「昼寝の直前にコーヒーを飲み、目覚めたら通常より明るい照明を浴びると最も眠気が取れた」という。コーヒーに含まれる覚醒物質のカフェインは脳に届くのにおよそ30分程度かかるので、20分の昼寝なら目覚めの頃にちょうどカフェインが効き出すというわけだ。
さらに最近では、目覚ましではなく自然に目覚めた方が効果が高いこともわかってきた。そんなの無理だと思いがちだが、1週間程度の練習を続ければ8割方は自分の希望どおりに起きられるようになる。練習方法は、○時に起きる!と言い聞かせて寝るだけ。念のため目覚ましをセットしてからやってみてほしい。
速やかに眠るためには最も眠たい時間に寝るのが最適だが、仕事の関係でそれが難しい場合は昼食後の休み時間でも十分に頭がすっきりする。しかし自営業ならともかく、たとえ昼休み中でも普通の会社で居眠りをしていたら上司に何を言われるかわかったものではない。昼食後の15分間の昼寝を、ぜひとも制度化していただきたいと願う今日この頃だ。
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