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大手予備校の代々木ゼミナールではセンター英語リスニング試験導入に伴い、パナソニックとリース契約を結んで30万台のメモリープレーヤーを調達したそうだ。その費用はプレーヤーのクリーニング代を含めて3年で20億円にも及ぶという。一方、駿台予備校・河合塾・進研ゼミは費用を抑えるために、ソニーから共同でメモリープレーヤーを調達。進研ゼミを運営するベネッセコーポレーションは、リスニング練習用のメモリープレーヤーの販売も行った。
センター試験の英語リスニング導入で最も喜んだのはメモリープレーヤー製造元のパナソニックとソニーだ。大学入試センターでは試験本番で使うICプレーヤーのメーカーは明らかにしていないが、おそらくソニー製だと思われる。少子化の影響で年々受験者数が減少しているとはいえ、それでもセンター試験の受験者は50万人以上。しかも毎年確実に行われるわけだから、英語リスニング機材の販売は非常においしい商売だと言えるだろう。
センター英語リスニング試験には、電子辞書メーカーも大きな期待を寄せている。英語リスニング試験の教材コンテンツを多数収録したキャノンの電子辞書は、発売当初の販売計画の50%増のペースで売れているらしい。英語リスニング試験に対応した同様の電子辞書はセイコーやカシオからも発売されており、こちらも売れ行きは好調のようだ。今後はリスニング教材を中心に、英語学習の関連商品が一層増えていきそうな様子だ。
ニンテンドーDSの新作ソフト「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」も好調な売れ行きで、現在はゲームソフトの売り上げ1位となっているそうだ。えいご漬けは、ニンテンドーDSのタッチパネルを利用して英語の読み書きを学習できるソフト。目的は英語学習だが、ゲームソフトらしく遊び感覚で自然と英語が身に付くことも強調している。英語学習が長続きしない人にはお勧めだ。
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