ペットの治療費は医療の進化とともにどんどん高額化している。しかしペットの飼い主としては、お金がかかるからペットを治療しないというわけにもいかない。むしろ、できるだけの治療をしてあげたいと願うのが普通だろう。とはいえ数万円から数十万円の急な支出は飼い主としてもつらい。このような状況に対応するために、ペット用の医療保険や共済に積極的に加入する飼い主が増えているそうだ。
だが、ペット保険やペット共済が広まるにつれて、保険請求に関するトラブルも増加しているという。特に多いのは指定医システムを採用しているペット保険に関するトラブルだ。指定医システムのペット保険では、緊急で近所の動物病院で診察を受けた場合の医療費は当然ながら保険対象外になる。また、ペットの種類によっても保険適用範囲が異なってくるという。
全国ペット共済会や日本ペットオーナーズクラブをはじめ、ペット保険やペット共済を提供している運営団体はいくつか存在している。共済の場合は非営利団体が運営しているので、きちんと認可を受けている団体かどうか確認することもリスクを減らすうえで重要だ。いざというときに本当に使える保険かどうかを十分に見極めたうえで、ペット保険やペット共済に加入することをお勧めしたい。
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