![]() |
オリーブの栽培はイタリアに始まり、クロアチアからアフリカ、アメリカへと拡大していった。アメリカではカリフォルニア州でオリーブの栽培が盛んに行われており、カリフォルニア産のオリーブオイルも多く出回っている。オリーブオイルの価格は6ドル程度〜100ドルまでと幅広い。アメリカのレストランでは、オリジナルブランドのオリーブオイルの販売も増えつつあるようだ。
オリーブオイルの風味の決め手は香りにある。本場イタリアのオリーブオイル市場では、オリーブオイルを軽く手に塗ってよく揉み合わせ、まずオリーブオイルの香りの特徴を確かめる。香の違いが特にハッキリしているのは、エキストラバージンオリーブオイルと呼ばれる酸度1%未満の最高級オリーブオイルだ。エキストラバージンオリーブオイルはオリーブの収穫から24時間以内に精製され、しかも製造過程で一度も加熱されない。そのためエキストラバージンオリーブオイルの色や香り、質感は幅広い。
バージンオリーブオイルと呼ばれるタイプは酸度1.5〜2%で、エキストラバージンオリーブオイルに比べて香りの違いが曖昧なので値段も手ごろとなる。また、一般にオリーブオイルと呼ばれるものはバージンまたはエキストラバージンを科学的に精製したオリーブオイルのことだ。中でもエキストラバージンの含有量が少ないものをライトオリーブオイルと呼んでいる。ちなみにライトオリーブオイルの「ライト」はカロリーが低いという意味ではなく、風味があっさりしているという意味。
オリーブオイルをパンに塗って食べるのが、私のお気に入りの使い方だ。バゲットと呼ばれるフランスパンを薄くスライスして軽くトーストし、そこに香り豊かなエキストラバージンオリーブオイルをたらっと垂らすだけ。お好みで少し塩を加えてもいいし、バジルやペッパー、チーズなどをのせても美味しい。これがビールやワインに合うんだな〜。
オリーブオイル > エキストラバージンオリーブオイル・バージンオリーブオイル