紅茶の美味しいいれ方を教えるこれらのセミナーは、実はそれほど新しいものではない。紅茶の普及を目的に約20年ほど前から始まったものだが、どういうわけか最近になって妙に人気を集めており、それぞれの大使館内の会場は女性を中心とした受講者で満員なのだそうだ。
紅茶セミナーは、スリランカ大使館が年に約10回、インド大使館やケニア大使館も年に数回ずつ実施している。それぞれの大使館関係者が自国産の紅茶を使い、生姜や様々なスパイスが入った各国特有の紅茶の入れ方を伝授する。また、大使夫人による伝統菓子や料理のレシピ紹介、簡単な現地語会話講座や民族衣装の着付けなども同時に催されている。
スパイス入りの紅茶は最初は違和感を覚えるかもしれないが、何度か試すうちにだんだんクセになる独特の美味しさがある。しばらく飲み続けると、普通の紅茶では物足りなくなるかもしれない。紅茶好きな方は一度試してみてはいかがだろうか。
紅茶・スパイス入りの紅茶・スリランカ