現在ジャコウネコの生息数が減少しているうえ排泄物の採取自体も難しいので、コピ・ルアクはジャワ東部で年間600kg程度しか作れない希少品とされている。だが、ちょっと待て。なぜわざわざ排泄物の中から取り出す必要があるんだ?それを洗浄したものと、最初から完熟コーヒーの種子を取り出したものと、どこがどう違うというのだ?謎である。
コピ・ルアクは特殊な例だが、インドネシアでコーヒーは最もポピュラーな飲み物のひとつ。細かく挽いたコーヒー豆の粉末を直接カップに入れて湯を注ぎ、砂糖をたっぷり加えて飲むのがインドネシア流。インドネシアはコーヒー豆の生産量も多く、スマトラ産の「マンデリン」やスラウェシ産の「トラジャ」などは高級品種として知られている。最近はテロの影響でバリ島に行く勇気が出ないのだが、一度は現地でコピ・ルアクを試してみたいと思う。
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