パロは主に高齢者介護施設などで利用されており、鬱が治る、認知症が改善するなどの効果が得られているという。ヨーロッパの医療・福祉施設でも人気は高く、これえまでも研究用に貸し出されていた。今回はパロの持つ癒し効果がアメリカのロボット業界でも注目され、販売開始に至ったというわけだ。
なでたり声をかけたりすると様々な反応を示すパロは、人間や動物と違って腹を立てたり反抗したりしない。癒やしが目的で開発されたロボットなのだから当たり前と言えばそれまでだが、まあ確かに何らかの癒し効果はあるのだろう。高齢者がアザラシのロボットをなでて喜んでいる姿を想像すると悲しい気持ちになるが、ストレスフルな高齢者の介護現場に癒やしロボットはうってつけなのかもしれない。
アザラシ型ロボット パロ・癒し効果・介護