料理教室への参加理由はまちまちだが、シニア層では「(妻に何かあったときのことを考えて)将来、役に立たせたい」という回答がトップ。若い世代では「料理を趣味にしたい」という回答が多かったようだ。男性が料理に興味を持つのは大変結構なことだが、これらの回答からわかることは、男性の多くは家事としての料理の大変さを認識できていないということだ。
確かに料理は楽しいと思う。味や見た目を工夫したり材料や調理器具にこだわったり、なかなか奥が深いから、趣味として料理を始めると意外とハマる男性は多い。しかし、それは気が向いたときたまにやるから楽しいのであって、家事の一環として毎日する料理は決して楽しいものではない。
毎日献立を考え、家計と相談しながら材料を買い、残り物も無駄なく使って・・・どんなに面倒でも食事を作らないわけにはいかない。そんな主婦の苦労を知らずに、休日に楽しい楽しいと料理に興じる男性の浅はかさ。まぁ、奥さんや子供が喜んでくれるうちは趣味でもいいけれど、長く続けたいと思うなら家事を分担するくらいの意識も必要ではないかと。
検索キーワード:料理教室